確定申告の仕組みを図解|収入・所得・控除・税額の流れ【基本情報編】

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「確定申告って、結局“何を”しているの?」——やり方の前に、税額が決まる仕組みがわかると、確定申告はぐっとラクになります。この記事は確定申告の全体像(基本情報編)。収入から税金が決まるまでの流れを、1本の図で見えるようにします。

先に結論:確定申告=「1年のもうけ」を計算して税金を確定する手続き
● 収入からかかった経費を引いたものが所得(もうけ)
● 所得から所得控除(保険料・寄付・扶養など)を引くと課税所得
● 課税所得に税率をかけて所得税が決まる
● だから「経費」と「控除」を漏らさないほど、税金は安くなる

税金が決まるまで【1枚の流れ図】

① 収入(売上)
1年間に受け取ったお金の合計
↓
− 経費
事業のために使ったお金を引く
↓
② 所得(もうけ)
収入 − 経費。ここが事業のもうけ
↓
− 所得控除
保険料・寄付・扶養・基礎控除などを引く
↓
③ 課税所得
実際に税率がかかる金額
↓
④ 所得税 = 課税所得 × 税率
ここから税額控除を引いて最終確定
💡 図の「− 経費」と「− 所得控除」を増やすほど、④の税金は下がります。だから確定申告では「経費の取りこぼし」と「使える控除」を押さえるのが大事なんです。

まず押さえる:「収入」と「所得」は違う

初めての人がつまずくのがここ。収入(売上)=もうけ、ではありません。収入からその事業にかかった経費を引いた残り=所得(もうけ)に税金がかかります。

用語 意味 例(売上500万円・経費200万円)
収入(売上) 受け取ったお金の合計 500万円
経費 事業のために使ったお金 200万円
所得(もうけ) 収入 − 経費 300万円

何が経費になるかは経費の完全ガイドでくわしく解説します。

所得から引ける「所得控除」の代表例

所得控除は、所得から差し引ける“割引”のようなもの。該当するものが多いほど税金が安くなります。個人事業主に関係が深いのは次のあたり。

控除の種類 どんなとき
基礎控除 だれでも(一定所得まで)
社会保険料控除 国民健康保険・国民年金などを払った
小規模企業共済等掛金控除 iDeCo・小規模企業共済の掛金(全額)
生命保険料控除 生命・介護・個人年金の保険料
医療費控除 1年の医療費が一定額を超えた
寄付金控除 ふるさと納税などの寄付をした
扶養・配偶者控除 扶養する家族がいる
控除は“節税の入口”
とくにiDeCo・小規模企業共済・ふるさと納税は、自分の意思で増やせて節税効果が大きい定番です。使いこなし方は個人事業主の節税ガイドにまとめています。

青色申告と白色申告のちがい

確定申告には「青色」と「白色」があり、青色申告にすると最大65万円の特別控除など、節税メリットが大きくなります。

白色申告 青色申告
事前の届出 不要 必要(開業から原則2か月以内)
帳簿 簡易でOK 複式簿記(会計ソフトで自動化)
特別控除 なし 最大65万円
向いている人 とりあえず 節税したい人(=おすすめ)

青色申告は会計ソフトを使えば難しくありません。ソフト選びは確定申告ソフトおすすめ比較を参考に。

やよいの青色申告オンライン

▲ タップで公式サイトへ(やよいの青色申告オンライン・PR)

確定申告が必要な人・いくらから?

個人事業主(事業所得がある人)は、所得(もうけ)が基礎控除などを超えると申告が必要です。「売上いくらから」ではなく「もうけ(所得)」で判定する点に注意。赤字でも、青色申告なら申告しておくと損失を繰り越せてお得なことがあります。

⚠️ 会社員の副業や、他に収入がある場合は判定が変わります。自分のケースが微妙なときは、税務署(無料)や税理士に確認しましょう。

よくある質問

ぴよぴよ
売上が少なくても申告する?
センパイセンパイ
もうけ(所得)が控除を超えなければ不要なことも。ただ青色申告は赤字でも出しておくと繰り越せて得な場合があるよ。
ぴよぴよ
経費と控除って何が違うの?
センパイセンパイ
経費は“事業のために使ったお金”で所得を減らす。控除は“個人の事情(保険・扶養・寄付)”で課税所得を減らす。引く場所が違うんだ。
ぴよぴよ
難しそう…自分でできる?
センパイセンパイ
会計ソフトを使えば、この図の計算はほぼ自動。仕組みだけ分かっていれば、あとはソフトが助けてくれるよ。

まとめ

この記事のポイント
● 確定申告=1年のもうけを計算して税金を確定する手続き
● 収入 −経費=所得、所得 −所得控除=課税所得、×税率=所得税
● 経費と控除を漏らさないほど税金は下がる
● 青色申告なら最大65万円控除。ソフトで自動化できる

仕組みさえ分かれば、確定申告は「怖いもの」ではなくなります。次は、実際の進め方(やり方編)と、控除を活かす節税(節税編)へどうぞ。

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この記事は個人事業主の開業・運営 完全ガイドの一部です。