2026年分の確定申告はここが変わった|基礎控除・年収の壁・インボイス・電帳法まとめ

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2026年分(2027年3月提出)の確定申告は、ここ数年で最も変更点が多い年になりそうです。基礎控除の引き上げ、年収の壁、インボイスの特例、電子帳簿保存法——「何が変わって、自分に関係あるのはどれ?」を、この1ページで整理します。各テーマの詳しい記事にも案内します。

先に結論:大きな変更は4つ
① 基礎控除の引き上げ(多くの人が減税方向)② 年収の壁(所得税)の引き上げ ③ インボイス2割特例の終了・3割特例の新設 ④ 電子取引データの保存義務(電帳法)。このうち①③④は多くの個人事業主に関係します。②は扶養内で働く家族がいる人に影響。

① 基礎控除の引き上げ(減税方向)

だれにでも適用される基礎控除が見直され、合計所得金額に応じて最大95万円(所得132万円以下の場合)まで引き上げられました(従来は48万円)。課税対象になる所得が下がるので、多くの人で税負担が軽くなる方向です。

所得が上がるほど控除額は段階的に小さくなります。正確な金額は所得区分ごとに決まっているため、申告時は国税庁の最新情報・会計ソフトの計算にしたがってください。

② 「年収の壁」(所得税)の引き上げ

所得税がかかり始めるライン(いわゆる103万円の壁)が123万円程度へ引き上げ、将来178万円を目標に段階的に上がります。社会保険の106万円の壁は2026年10月に撤廃。扶養内で働く家族がいる人は影響が大きいテーマです。

→ くわしくは年収の壁2026|103万→123万・106万円の壁は撤廃で図解しています。

③ インボイス2割特例の終了・3割特例の新設

インボイスの負担を軽くしてきた2割特例は2026年分(2027年3月申告)が最後。2026年10月からは3割特例が新設され、要件を満たせば2027・2028年分で使えます。免税事業者からの仕入れの控除割合も80%→70%に。

→ くわしくは2割特例は2026年分で終了|3割特例・簡易課税への切り替えで解説しています。

④ 電子取引データの保存義務(電帳法)

メール・ネットで受け取った請求書はデータで保存
メールやネットで受け取った・発行した請求書や領収書は、電子帳簿保存法によりデータのまま保存することが義務です。紙に印刷して保存するだけ、はNG。ファイル名のルール(日付・金額・取引先)や検索要件にも注意が必要です。
インボイス(適格請求書)をデータでやり取りしている場合も、電帳法に沿った保存が求められます。会計ソフト・証憑保存機能を使うと、要件を自動で満たしやすくなります。

自分に関係あるのはどれ?

1
全員:基礎控除の引き上げ
確定申告をするすべての人に関係。会計ソフトが自動で反映してくれる
2
インボイス登録者:2割→3割の切り替え
もともと免税だった登録者は、来年以降の方式を今のうちに検討
3
ネットで取引する人:電帳法の保存
メール添付の請求書などはデータ保存。フォルダ運用を整える
4
扶養内で働く家族がいる人:年収の壁
123万円・130万円などのラインを再確認。働き方を見直す
変更が多い年こそ、会計ソフトで“自動反映”
基礎控除や税率の変更は、会計ソフトがアップデートで自動的に反映してくれます。日々の入力さえしておけば、控除や申告書の作成はソフト任せ。改正の多い年ほど、手計算よりソフトのほうが安全で速いです。
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準備:いつ何をする?

1
今〜年末:記帳を終わらせる
売上・経費を会計ソフトに入力。電子取引データも保存。年末調整的な控除の準備も
2
1〜2月:控除の書類を集める
共済・iDeCo・保険・ふるさと納税の証明書をそろえる
3
2/16〜3/15:申告・納付
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よくある質問

ぴよぴよ
結局、今年は得なの損なの?
センパイセンパイ
基礎控除の引き上げなどで、多くの人は“やや減税”方向です。ただしインボイスの特例終了など、人によっては負担が増える変更もあります。自分に関係する項目を確認しましょう。
ぴよぴよ
全部自分で把握しないとダメ?
センパイセンパイ
いいえ。税率や控除の改正は会計ソフトが反映します。やることは“日々の記帳”と“控除の証明書集め”。制度の丸暗記は不要です。

まとめ

  • ✓2026年分の大きな変更は基礎控除・年収の壁・インボイス・電帳法の4つ
  • ✓多くの個人事業主に関係するのは基礎控除・インボイス・電帳法
  • ✓税率・控除の変更は会計ソフトが自動反映。やることは記帳と書類集め
  • ✓青色65万控除はe-Tax申告が条件。早めに準備を

青色と白色の選び方は青色申告と白色申告の違い、申告の流れは初めての確定申告、ソフト選びは確定申告ソフト比較。全体像は開業ロードマップをどうぞ。

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